2015/10/26

スターキー農場訪問(10/26)

イギリスで最初に大規模にブラムリーの栽培を始めたスターキー農場を訪問しました。

現当主の娘さんのスザンナさんのB&Bに宿泊しているので

そのまま連れて行ってもらいました。

本家のおうちはお城のようです。

現在は結婚式場も営まれていて

敷地内ではグラウンドゴルフやクリケットも楽しめます。

大きな研究用のブラムリーの樹の前で

お別れに来てくれたセリアさんとスザンナさんと一緒に

記念撮影。

ブラムリーの原木のこれからのことで

いろいろと意見交換されていました。

何かが動き始めるきっかけになればいいなあ・・・

スザンナさんはジュースとコンポートなどを

作るクラフト工房のような工場も経営されていて

自社農園でとれたブラムリーをはじめとする

リンゴやイチゴ、ブラックベリーを使って

見た目もきれいで、味も素材の風味が生きた

製品を作られています。

センスの良さが光ります。

ブラムリーの新しい圃場も
 
見学させてもらいました。

矮性台木M9を使った密植栽培です。

ブラムリーは元気なので

剪定で枝を切ってはいけない。

丁寧に時間をかけて誘引して

勢いを弱めなければならないんだと

教えてくれました。

一方、次の園はジュース用のリンゴ園。

ブラムリーではないですが

ここは生垣のように

横も上も機械で刈っていくそうです。

果実品質は良くないといっていましたが

このメリハリが大切なのでしょうね。

新しい園も見せてくれました。

コックスオレンジピピン

という、イギリスの古い品種

日本でいえば国光とかの位置づけになるのでしょうかね

生産量が少なくなっている品種を

あえて新たに植える戦略についても教えてもらいました。

スーパーでは見た目が悪くて小さいので

受け入れられなくなったが

リンゴそのものの風味は抜群。

ジュースにしてもおいしいんだと

自社の加工場を持っているからこその

味にこだわった戦略のようです。

夜にはスザンナさんのお父さんの

サースターキーさんも駆けつけてくださり

いろいろと教えていただきました。

やはり、独自の視点が娘さんとも共通していて

面白く、これが歴史ある農園であるけれども

新時代にも遅れずに対応していっているゆえんであろうと

感じました。

農園見学の後には

もう一度、今度はスザンナさんと

ブラムリーの原木を訪れて

日本のブラムリーファンの皆さんの

応援の気持ちも込めてパワーを注入してきました。

きっと、頑張ってくれると思います。


さあ、今日はいよいよこれから帰国に向かいます。

スザンナさんのB&Bではご家族でもてなしてくださり

ブラムリーのスイーツやカクテルなど

家庭での楽しみ方もいろいろと教わりました。

ありがたいです。

部屋もスザンナさんのセンスでしつらえられているそうですが

本当に素敵です。

また、ぜひ今度はみんなで訪れたいです。

もっといろいろ学ばないと!

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