2013/01/16

ニッカウヰスキーさんを見学させていただきました。(1/15)

「シードル」というリンゴの発泡酒を製造しているニッカウヰスキーさんの弘前工場を見学させていただきました。


地元にあることは知っていましたし、シードルも目にすることが多いのですが

なかなか接点がありませんでした。

しかし、地域共同研究センターのコーディネーターの皆さんが繋いでくださり、

紅の夢を使ったシードルができないかどうか
検討していただくためのお話しに行ってまいりました。

ウイスキー工場は何度か見学したことがあるのですが

シードル工場は初めて。

大きなタンクがたくさん並んでいてこの中でシードルを発酵させたり、貯蔵したりするそうです。

青森の魅力 というサイトに詳しく載っているのでリンクを張らせてもらいます。

このシードル、これまでは詳しく知りませんでしたが
ニッカさんでは非常にこだわって作られているということがわかりました。

まずは、原料のリンゴ、

濃縮果汁を使えば、もっと安く、一年中製造できるそうですが

あえて、生の果実を絞ったそのままを使用することにこだわり、生のリンゴがあるシーズンだけしか製造していないそうです。

もう一つのこだわりは熱を加えないこと。

殺菌や発酵後の酵母を殺すためには熱を加えるのが簡単なやり方なそうですが

風味を大切にするため、酵母は遠心分離で取り除いたり、低温でゆっくり発酵させるそうです。

シードルは750mlのビンでも700円弱と手ごろな値段なため、こんな「こだわり」があるとは知りませんでしたが

リンゴ産地の真っただ中に立地しているのにはそれなりの理由があり、地元のリンゴをとても大切にして製造してくださっているのがわかり、うれしくなりました。

紅の夢も、こういう「リンゴを大切にしてくださる方々」の手で
新たな製品に生まれ変わったらいいのになあ…
と藤田技術職員と話していました。



夜には場所を改めてシードルを試飲させていただきました。

発酵を止める度合いの違いから

アルコール度数が低くて(3%)甘い「スイート」と
アルコール度数が高くて(5%)切れの良い「ドライ」があるそうです。

私はドライが好きです!

また、紅の夢とは違う赤い果肉のリンゴから作ったシードルを混ぜて作ったロゼのシードルもいただきました。
きれいな色を出すためのご苦労もうかがいました。


藤田さんは対抗して自らが栽培した紅の夢のジュースで
焼酎で割ったお酒をふるまって
「アルコールの専門家」
の皆さんの意見を聞いていました。

香りと酸味が好評で、おかわりもしていただきました。
でも、「専門家」の方々は混合にも独自の割合のこだわりがあるらしく
2杯目からは自ら混合されます…。

藤田さん、これまでりんごを作るだけで、それがどうやって人々に消費され、楽しまれているか知らなかっただけに
みなさんが喜んでおかわりする姿がうれしかったようです。

藤田さん普段はあまり飲まないのに
たくさんお酒が進んでいました!
(写真は自主規制!)

ニッカさんからはシードルのほかにもう一つ
弘前で蒸留したリンゴのお酒で造ったブランデーを紹介していただきました。

弘前を中心とする青森限定の商品だそうです。

弘前工場の蒸留施設はすでに取り壊しているため、
現在すでに仕込んである分しかない貴重な限定商品だそうです。

ほのかにりんごが香り、まろやかでおいしいお酒でした。
バニラアイスに少し垂らして食べさせていただいたのですがこれまた絶品でした。

少し高いようですが早速買いに行きたいと思います!
お土産にもいいですね。


と、弘前のリンゴを通じた新たなつながりができました。
リンゴを大切に思う人々の手で、
ぜひとも紅の夢も生まれ変わらせていただきたいものです。
これからの関係強化に期待です!
みなさんありがとうございました!


シードルについてはこちらから。
リンゴのブランデーについてはこちらから。


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